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カタログ燃費と実走行燃費

「実走行燃費がカタログ燃費と全然違う」
そんな疑問をお持ちの方は、多いのではないでしょうか。

近年、エコカー減税などの影響もありメーカーの燃費競争は激しいものとなってきています。先般は、残念ながら大手自動車メーカーの燃費偽装問題も発覚しました。

各メーカーは、既定の試験方法で、最大数値がでるように試験を行っているはずです。カーナビもオーディオもなし、エアコン・ライトも使用していません。カタログ燃費通りにならなくて当たり前です。

燃費に影響を与える要因は大きく分けて3つあります。


※JC08モードの場合、実際(一般道)の燃費の違いは2〜3割程度低くなると言われています。また、燃費の良いクルマでは電装品類使用(特にエアコン)の影響を大きく受けるなどの理由で、実走行燃費との差が大きい傾向にあります。
※平成23年4月1日に導入された燃費測定方法


1.使用環境 (気温・路面状況・平均速度など)

夏はエアコン使用、冬はエンジンの暖まり方も悪くなります。したがって、燃費は春夏によくなります。エンジンが冷えた状態の短距離走行を繰り返すよりも、長距離走行の方が燃費は向上します。
上り坂や雪道はもちろんですが、雨道走行も燃費は低下します。

2.電装品

電装品の電気は基本的にはエンジンで発電します。
一般的に電装品の消費電力は以下の通りです。
(弱)カーナビ・ワイパー < ヘッドライト < エアコンファン(強)

エアコンは冷却・除湿の機能です。暖房のみの時はエアコンスイッチをオフにしましょう。

3.乗り方 (距離・加減速)

エンジンが冷えた状態の短距離走行を繰り返すよりも、長距離走行の方が燃費は向上します。
加減速(ブレーク・アクセルの使い方)。個人的には、これが最大要因だと感じています。
特に停車状態から走行したいスピードまで上げていくような時は、エンジンのパワーが必要ですので多くのガソリンを消費します。
極端にダラダラと加速するのも非効率ですから、巡航したいスピードまで速やかに加速(最初の5秒で時速20?程度)すると効果的です。通行の流れの迷惑にならない範囲で十分な車間距離を取り、ブレーキを踏んで減速することをなるべく抑え、一定のスピードで走行できるようなアクセルワークを心掛けましょう。

エコドライブは安全運転にも繋がります。事故を起こしてしまったら、燃費どころではありません。ゆとりを持った運転で燃費向上を目指しましょう。

カタログ燃費=同条件での公平な数値であり、あくまでも目安ですが、
「カタログ燃費の良いクルマは実走行燃費も良い」というのは事実です。クルマを選ぶ際にものさしとして、上手に活用してください。

担当:佐藤

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