クルマのミニ知識

投稿日:2023-12-05

その他

マンスリーレンタカーでスタッドレスタイヤを利用するメリットとデメリット

スタッドレスタイヤの在庫と料金について

今年も12月になり、いよいよ寒くなってきました。この時期になると、当社ではオプションとなっているスタッドレスタイヤについてのお問い合わせが急増します。

雪国のレンタカーではスタッドレスタイヤが標準装備という地域もあります。東京に本社を構える当社ではノーマルタイヤを通年使っていただき、ご希望の方にオプションとしてスタッドレスタイヤをご利用いただいています。

東京ビジネスカーズでは3割程度のスタッドレスタイヤをご用意しております。都内のレンタカー店ではかなり多い方だと思います。もちろん全台数分用意するのが理想ではありますが、特に大きな問題として『置き場』の問題があります。タイヤの大きさにもよりますが、4本分のタイヤを保管するとなると畳一帖に対し、保管できるのはせいぜい2台分の8本。どうしても置き場が不足します。当社は整備工場を併設していることから、ある程度の置き場を確保しておりますが、現状では全く足りず、タイヤ保管サービスを併用しています。タイヤ保管サービスは年間を通して利用しているため、一定の保管費がかかります。昨今の物価高に伴い、タイヤ本体の値上りはもちろんのこと、輸送費を含めた保管料も高くなってしまい、スタッドレスタイヤ料金を値上げせざるを得ない状況となっています。今後もこのような状況は続く見込みもあり、さらに値上げをしなければならなくなるかもしれません。

スタッドレスタイヤの利用有無の判断基準

マンスリーレンタカーにおけるスタッドレスタイヤの利用有無で、お勧めのお客様とそうでないお客様がいらっしゃいます。

お勧めのお客様は、雪国で常時、車を使う方です。スタッドレスタイヤは雪や凍結した路面での走行性能や制動性能を高めるために開発されたタイヤです。雪国では、スタッドレスタイヤが必須となる場面が多くあります。例えば、2022年2月に発生した大雪災害では、東北地方や北陸地方で積雪が1メートルを超える地域が多数ありました。このような状況では、スタッドレスタイヤがなければ車の移動が困難になります。

お勧めでないお客様は、保険としてスタッドレスタイヤを使う方です。雪が降った場合、交通網全体が混乱しスタッドレスタイヤを付けていたとしても他の車が動かないことが考えられます。何が何でも車で移動しなければいけない場合を除き、こういったときは車の利用を控えることも検討しておくと良いかもしれません。雪が降らない地域であれば、余程の事がない限り2〜3日利用を控えればその他はノーマルタイヤで問題ないはずです。

特に雪に慣れていない場合、たとえスタッドレスタイヤを付けていても安全とは限りません。スタッドレスタイヤを付けていても滑りますし、周りの事故に巻き込まれるリスクもあります。車を貸す立場としては申し上げにくいのですが、車を使わない選択肢を用意しておく方がトータルコストは下がる可能性が高いです。

まとめ

冬季にマンスリーレンタカーを使う際には、スタッドレスタイヤのメリットとデメリットをよく考えてください。雪国で常時、車を使う方にはスタッドレスタイヤをお勧めしますが、保険としてスタッドレスタイヤを使う方にはお勧めしません。スタッドレスタイヤは雪や凍結した路面での性能が高い反面、乾いた路面ではノーマルタイヤよりも燃費やハンドリングが悪くなります。また、スタッドレスタイヤの在庫や料金の制約があります。マンスリーレンタカーにおけるスタッドレスタイヤの利用は、検討材料の一つとして考えていただくと良いかと思います。

担当:谷津田

コラム

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