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自動車整備士資格

自動車整備士とは、日本においては自動車整備士国家試験に合格した場合の呼称です。
車両整備には、高度な技術と安全への意識が求められます。
このため国は、国家試験を実施し、自動車の整備について一定以上の知識・技能があると認められた合格者に整備士資格(国家資格)を与えています。
整備士資格には等級が定められています。受験資格は養成校修了の有無や実務経験年数などで規定されています。


三級自動車整備士が実際に携われる業務内容は、基本的な点検整備業務やカー用品の取付けといった簡単な作業が中心になります。
エンジンや足回り、トランスミッションの分解といった、自動車の安全に直結するような比較的大掛かりな整備作業は行うことはできません。

二級自動車整備士になると、ほぼすべての業務に携わることができます。また、検査業務(車検)を行うことができる自動車検査員資格の取得に必要な条件の一つです。
現在全国の整備工場で活躍しているベテラン整備士の大半は、この二級自動車整備士資格を保有しています。

一級自動車整備士は、エンジン種別に関わらずすべての整備に携われます。
今後は、電気・水素自動車やハイブリットカーなどの普及につれて、より応用的な技術が求められます。
法令への深い理解や高い環境意識、その他高度な技術を有する証である一級自動車整備士資格は、併せて求められる機会も増加していくことでしょう。
ちなみに、一級小型自動車整備士は平成14年より試験の実施がありますが、2020年9月現在まで、一級大型自動車整備士試験および一級二輪自動車整備士試験は一度も実施がありません。
「一級自動車整備士」とは、基本的に「一級小型自動車整備士」を指すことになります。

特種整備士は、自動車の各部品についてのみ、整備を行うことができます。
整備を行う上で必須の資格というわけではありませんが、その道のスペシャリストとしての証になります。
この資格保有者が在籍していれば、より安心して自動車を預けられるのではないでしょうか。

弊社にも、三級・二級自動車整備士が複数名在籍しております。
国家資格取得者としての自信、皆様の安全を請け負っているという責任をもって日々整備業務に取り組んでおります。
弊社車両をご利用の際は、ご安心の上で快適にお乗りいただければ幸いです。

  • 自動車整備士資格

担当:齊藤

コラム

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