クルマのミニ知識

投稿日:2017-03-29

点検・整備

エンジンオイル

【エンジンオイルとは】

エンジンオイルは自動車やオートバイなどのエンジンの内部に使用されている潤滑油です。
エンジンの多くのパーツは金属でできており、気密性を高くするた設計がされています。エンジン内部でのパーツ同士の摩擦による摩耗が懸念されます。
摩擦軽減、冷却、気密性の保持、オイルの潤滑によるゴミなどの洗浄、気温差による結露や燃焼時に発生する水分による錆びの防止など、エンジンオイルには様々な役割があります。

【エンジンオイルの種類】

エンジンオイルには、性能を表す表示があり粘度とグレードで分けられています。
粘度は、SAE(アメリカ自動車技術者協会)が定めた 5W-30 などの表記があります。
5W の  W は Winter(冬) を意味しておりその前の数字が小さければ気温の低い地域でもエンジンオイルは固まりにくい性質があることを意味しています。
5Wでは−30℃まで、0Wでは-35℃まで使用可能です。数値が低いほうが、エンジン始動時の負荷が少なく燃費向上にもつがります。
後半の 30 は、高温時の粘度を表していて、数字が大きければエンジンオイルが固くなります。
高回転、高出力の車(スポーツカーなど)やターボを付けている車は後半の数字は高い方がエンジンオイルも適正な粘度を保つことが出来ます。
一般的な使い方の車であれば 前半の値は 0W〜10W  後半の値は 20〜30 の範囲で自身の車にあったエンジンオイルを選んで使用することが大切です。
弊社ではガソリン車の場合に 「5W-30」 でご案内しています。
グレードはAPI規格が一般的で、現行のガソリン用エンジンオイルの多くは、最新のSN規格適合車です。

【エンジンオイルの交換時期】

エンジンオイルの交換時期は、車両ごとによって異なり、エンジンの種類、使用状況によって適正な交換時期を見極める必要があります。
一般的には通常使用で、1万5,000kmもしくは1年毎に交換するのを目安にしています。
乗り方が荒かったり、エンジンの状態が悪いと期間内であってもエンジンオイルの汚れや減りが早まる場合があります。
定期的にお近くの整備工場、ディーラー、カーショップ で点検することが大切です。

  • 【エンジンオイルの交換時期】

担当:大泉

コラム

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